防長不動産

コラム

COLUMN

3.無秩序な隣棟感覚や配置が景観を落とす

一般的には土地を購入し、施主は思い思いに家を建てる。
「自分の土地を自由に使ったっていいじゃないか!」

これは協定が無ければそのようになりますし、以前では当たり前でした。
お洒落とか知性的とかセンスが良いという要素に、隣棟間隔や配置が重要になります。例えば、道路から壁面の位置を揃えてみたり、屋根の形を揃えてみたり…。

しかし、もっと重要なことは、前後・左右の家と家との配置、間隔を有機的に考慮すれば日当たりも確保され、たたずまいとしてのプライベートを守り、かつバランス的にも良い景観になります。
当社は宅地を売る会社ですので、悲しいかなそこはコントロールできないことがほとんどです。

住宅販売会社が一社でグリッドをコントロールするか、当社の方で建築協定を作り、協力に推し進めていくかのどちらかしかありません。
でも、もっと簡単な方法は、そこをよく考慮して造られた建売住宅を買う方法です。

建売住宅といえば、過去には良いイメージがなかったと思われますが、最近のメーカーが行う一連の建売住宅は、そこらあたりをよく考えられていますし、逆に建売住宅の長所を活かして造られています。